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概要 講演会では、早稲田大学理工学術院教授 大和田秀二氏、(独)産業技術総合研究所ユビキタス研究部門高機能ガラスグループ長 赤井智子氏、(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構環境部主査 深谷尚氏の3名の講師の方々によるご講演をいただきました。その後、休憩時間を利用して東北大学多元物質科学研究所教授 中村崇氏(本研究会理事)から、小型家電のリサイクルシステムに関する新制度案について、ホットな情報提供をいただくことができました。最後の「分科会活動の紹介」では、今年度から活動を開始した分科会の各幹事からそれぞれの活動内容に関する報告をいただきました。会場には約90名の産学官の参加者が出席し、レアメタルの分離回収技術や分科会活動に関する講演や報告に熱心に耳を傾け、講師の方々との活発な質疑応答がありました。 最初の大和田秀二氏の講演では、「レアメタルの物理的・機械的分離技術」と題して、レアメタルを含む固体廃棄物の一般的処理フローのなかで前処理としての粉砕段階において対象成分の単体分離の重要性が指摘されました。とくに電子機器のレアメタル濃縮工程における物理的分離(ソフトセパレーション)の役割について述べられ、携帯電話、各種電子基板からのレアメタルの濃縮の具体例を説明されました。そして、部品選別と粉体選別を組み合わせた新規破砕機の採用によりレアメタルを高回収率で濃縮できることを報告されました。 続いて赤井智子氏からは「廃蛍光体からの磁気力分離による希土類蛍光体の回収」に関する講演をいただきました。近年、LED、電球型蛍光ランプ、三波長蛍光ランプ等が普及するなかで希土類を用いた蛍光体の需要が高まる一方で、希土類の価格が高騰し、その安定供給が困難になり、特にTb、Eu等の中重希土類のリサイクルが重要になっています。こうした状況から、赤井氏は蛍光体中の希土類元素の異なる磁化率に注目し、磁気アルキメデス浮上法によって廃蛍光体からTbを高収率回収できる手法を紹介されました。 最後の講演で、深谷尚氏からは「レアメタル・リサイクルを巡る現状と技術開発の視点」と題して、レアメタル・リサイクルの障害となっている課題を抽出し、重点的鉱種に対する経産省及びNEDOの取組みの状況が紹介されました。また、当面の技術的課題として前処理工程(使用済み製品の解体、破砕、選別)に必要な技術の探索と、再度製品の原材料等として利用するための分離抽出技術の開発が必要であると述べられました。 本年度から始まった分科会活動の紹介では、事務局から全体の説明があり、その後5つの分科会(超硬工具分科会、ネオジム磁石分科会、水熱処理技術分科会、コンビナート基本構想分科会、経済性評価分科会)の幹事 代表から昨年11月30日及び12月5日に開催された第1回分科会の内容について紹介がありました。 閉会にあたり牛込進副会長から挨拶があり、レアメタル・リサイクルの事業化への社会的要請が強まるなかで、本研究会の分科会活動を一層活発に推進していきたいと述べました。
懇親会は名古屋大学グリーンサロン東山のレストラン「花の木」で開催されました。はじめに、講師を代表して大和田氏からご挨拶をしていただき、三輪謙治氏(公益財団法人
科学技術交流財団)の音頭で懇親がはじまりました。会場では約50名の参加者が講師の先生方を囲み有意義な情報交換・交流のときを過ごしました。最後に、講師の赤井氏にご挨拶と中締めをしていただき、第3回レアメタル資源再生技術研究会を盛会のうちに終了いたしました。
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